年に1回発行する総合カタログ「Zee　Plan（ジープラン）」、環境にやさしい「e-Plan（イープラン）」、シーズンごとに編集・発行する「summer　now（サマーナウ）」「winter　now（ウインターナウ）」の企画・制作・編集の仕事が企画の全体業務になります。
企画立案から発行まで3〜6ヶ月かかりますが、まず年初にカタログの方針（今回のZee　Planは「安心・安全」をテーマにしよう、など）を決め、仕入れメーカーのノミネートを行い、商品を集める商談を進めていきます。その後、商品の選定、デザイナー、印刷会社との共同作業で、制作・校正・編集を行い、完成･発行というスケジュールになります。これが一連の業務です。
この中で一番重要になるのが、商品を集める商談と商品選定。そしてその商品をどう表現するかということです。メーカー・デザイナー・印刷会社とのパートナーシップにより、当初の方針を形にし価値を生み出していくのです。

　私は入社してすぐに商品の選定を任されました。意欲さえあれば自分の思いややってみたいことにチャレンジさせてくれる会社だと思っています。また、業務の効率化など、いいことなら何でも自分で変えていける風土も好きですね。会社としての基盤もしっかりしているので、メーカーからも「フジタなら安心」と評価を頂いています。ノルマにしばられない点、良い意味での自由さを感じます。

　モノを作ること・人に関わる仕事に興味があること―――　この2つの要素を兼ね備えた人にピッタリの仕事だと思います。私は何でもやりたがり屋なんですよ。だからとてもやりがいを感じています。入社5年の現在、商品の選定、価格決定をはじめ、当社で考案した「いつくしみマーク」「環境マーク」の商品決定までを任されています。商品選定は非常に大きなウエイトを占めるので、ギフトショーなどでテーマに合った商品に出会った時は「これだ！」って……。とてもうれしいです。

　新しいテーマを設定し、新しいカタログを発行するとか、自分でできることにチャレンジしていきたいと思っています。「人にやさしい商品」の販売チャネルが作れたら面白いですね。可能性のあることは形にしていきたい、そう思っています。企画立案から発行まで一連の業務に関われるのが、この仕事の面白さですからね。

　どの商品をどういう形で表現し、どんな販売チャネルに乗せるかを考えることは、とても大切なことです。
私にとっての「いつくしみ」は商品選定で発揮していきたいと思っています。
それから環境問題についてひと言。当社では「e−Plan」というカタログを発行していますが、環境商品に対する利用客の意識は、まだこれから、というのが率直な意見です。意識を高めていくための啓蒙活動をどう行なっていくかが今後の課題です。