環境への取り組み

環境指針・行動記録ドイツの環境都市「フライブルグ」環境通信
ドイツの環境都市「フライブルグ」
フライブルグ概要
場 所
ドイツ南西部、バーデン・ヴュルテンベルク州
人 口
約21万人
自 然
「黒い森」で有名なシュバルツバルト、ワイン、歴史遺産多数
その他
学園都市(人口の15%が学生)
環境都市としての「フライブルグ」
 世界的に有名になったのは、1992年に環境都市コンクールで1位を受賞したのがきっかけです。
もともと1970年代初めに、原子力発電所の建設計画に反対する市民運動を機に、環境に対する活動が行なわれるようになってきました。
フライブルグの環境への取り組みは、大きく分けて4つです。
1.
自然保護
(殺虫剤の使用禁止・アイドリング禁止等)
2.
交  通
(交通手段を車から公共へ・住宅地域を駅から30Kmに限定等)
3.
ゴミ処理
(焼却処理廃止・ゴミ分別・リサイクル)

 これらの活動を行政(環境局)が中心となり、広報活動・学校教育も徹底しています。

1.自然保護
指定された地域には道路も住宅も建設付加
有機的農業の推進
自転車や公共交通機関中心の街づくり

 有名なシュバルツバルトは酸性雨によって森が浸食されている現状があります。枯れた木は伐採されすぐに植林されていますが、フライブルグ市のみではなく、近隣の国や市町村の協力は不可欠です。

2.交 通
500m圏内に必ず駅があるように設置(自転車でも乗車できる)
乗り継ぎ便利・低価格(月額4000円程度の固定価格もある)
待ち時間は10分以内
駐車場は高価格(特に中心地は高価格に設定)
 決して自動車を排除する理論ではなく、自転車や公共交通機関を使った方が便利である環境作りに徹したことが成功につながったのだと思います。市民は車も使いますが大きなものや重いものを運ぶ時など限定して使用しているようです。
3.ゴミ処理
ゴミを出さない施策(使い捨て容器の禁止・一定量以下のゴミの量であれば換金できる等)
徹底したリサイクルの施策(ゴミの分別の徹底・パッケージ素材の見直し・学校教育)
焼却処分の禁止(埋め立てる方法)

 まずはゴミを出さないようなルールを決め、次にそれでも出るゴミは資源として利用するルール作りをし、それでもゴミになるものを廃棄するが、極力環境を壊さない形での廃棄方法をとる、という施策が徹底しています。塗料を使わない鉛筆など、素材にも注目しています。

4.エネルギー対策
ゴミを埋めた場所から出るメタンガスを9000人分のエネルギーに変換
自給自足エネルギーを目指し、太陽エネルギーの研究
その他、風力・水力発電による

 3のゴミは、焼却が禁止されているため、課題はありますが山に埋める方法を取っています。その際に出る腐敗ガス(メタンガス)を集めエネルギーに変換することに加え、現在では自給自足エネルギーを目指し、太陽光発電の開発に力を入れています。

 フライブルグ市では、資源を循環させることでエネルギーを調達し、環境と共存していく方法を選んだことで、焼却炉や原子力発電所の建設費を削減しました。

私たち藤田商店でも、より環境負荷の少ない経営を目指しています。
1)
ゴミの分別処理
紙・プラスチック・ガラス・発泡スチロール・陶器・金属・お菓子の缶・電池・ライター・ペットボトル・ビン・紙コップ(再生紙・ケナフ)・ダンボール・PPバンド
2)
省エネと二酸化炭素の削減
液晶ディスプレー使用による省電力と電磁波カット・デマンドコントロールによる使用電力削減・ディーゼル車の廃止と一部ハイブリット車の使用